ホーム2005年「路の会展」出品作品


湯本達郎展
2006年 5月29日(月) − 6月10日(土) 会期中無休 12:30-19:00(最終日17:00)

描いては消す。重ねては拭き取る。色彩が生まれる。カタチが現れる。温和な表情の絵肌。描かれたのは思い出の中の奥志賀の風景。サムホールから20号までの作品12点を展示。1957年、長野県山之内町に生まれる。阿佐ヶ谷美術専門学校絵画科卒業。個展・グループ展多数。


湯本達郎さんの個展が始まりました。湯本さんは神奈川県足柄上郡に暮らしています。藁葺屋根の旧家の敷地の一角を借り住んでいます。ハンス・アルプやマチスの切り絵が好きだそうです。愛する家族のためにモーレツに働いているそうです。
さて、個展。4年ぶりです。絵は4年前と全く変わりました。
モチーフはいつも故郷長野の風景です。子供の頃に遊んだ思い出の森を描いています。それはまったく変わりません。何が変わったのか?
以前は具象の仕事でした。風景を描写していました。けれどそういう仕事に湯本さんはずっと違和感を覚えていたそうです。個展会場にいて「居心地の悪さ」を感じたこともあったそうです。
3年かかって絵を変えました。対象描写を止して、奥行きも取り去りました。「平べったい絵」にしたかった。
今回は個展会場にとても気持よく居られるそうです。十分にはまだ納得できないけれど、達成感があるのです。


暗色派?明色派?
2点の作品。左のオレンジの作品がイイという方と、右の暗い緑の作品がイイという方にわかれます。暗い色のほうは早春の森を描いたもの。若葉が芽吹く直前の木の芽は暗い色になるんだそうです。森全体がいっとき沈み込む。それからいっせいに新緑に変わる。その鮮やかな森の変身ぶりは見事だそうです。
で、暗い色の作品は「実体感があるからかなあ」と作者。実は、出品するかどうか迷った作品なんだそうです。
湯本さんは「実体感を無くしてなおかつ空間はきっちりおさえたい」と言います。立体写真のようにある時突然立ち上がる空間を目指しているのだそうです。


2階会場
左右の写真とも、2階会場
2階会場
森の入3号
「森の入口」3号 油彩 \75,000


森の秋4号
「森の秋」4号 油彩 \100,000

絵の具は、一見、無造作に、あるいはさり気なく塗られています。「はいはい、塗りました。出来ました」という感じ。でも違います。注意深く慎重に試しながら描いています。だから画面に重量があります。



早春の渓谷3号
「早春の渓谷」3号 油彩 \75,000


森の夕暮れ4号
「森の夕暮れ」4号 油彩 \100,000


春の道サムホール
「春の道」サムホール 油彩 \70,000

絵の具の鮮やかさを損なわないように心がけているのだそうです。


左右の写真とも、3階会場

夕暮れの森10号
「夕暮れの森」10号 油彩 \250,000


谷間の秋20号
「谷間の秋」20号 油彩 \450,000


初夏の道3号
「初夏の道」3号 油彩 \75,000


森の黄昏15号
「森の黄昏」15号 油彩 \375,000


森の秋6号
「森の秋」6号 油彩 \150,000


早春の森15号
「早春の森」15号 油彩 \375,000


夏10号
「夏」10号 油彩 \250,000




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